HONDAのF1参戦

私の世代だと、伝説のドライバー・アイルトンセナと90年代に黄金時代を築いた赤白のマールボロカラーのフォーミュラカーが印象深いです。
しかしHONDAのF1挑戦は日本ではカーレース自体の認知度がほとんど無かった1964年から始まっていました。

背景

驚いたのは、F1参戦当時HONDAが市販用の自動車を生産していなかったことです。
2輪から4輪に時代が移ろうとしていた中、4輪の販売に未着手だったHONDAの経営展望はかなり厳しいものでした。
そんな中、創業者の宗一郎氏は「バイクレースで技術を培ってきたのがホンダ。自動車作る時もレースで大きくなってやる。そして参加するレースは世界最高峰の自動車レース「F1」にでる。」と息巻き、危機的状況の中、計り知れないリスクとチャレンジ精神でF1に参戦したのです。

F1という名の実験室

当時、ヨーロッパでこそ絶大の人気を誇っていたF1ですが、日本では暴走族遊びの延長のようにとらわれていました。
つまりHONDAは宣伝じゃなくて、研究もしくは実験室としてF1に投資したのです。
参戦12戦目で自社開発のエンジンで初優勝を成し遂げます。そのすばらしい結果(技術)を自家用車技術にフィードバックし、自動車メーカーとしての地位を築き上げました。
当時のHONDAレーシングチームは海外の人から侍の様に見られていたのでしょうね。
海外で割と年配の方に、お前の名前はHONDAか?とよく聞かれるわけです。ちなみに一度もTOYOTAか?と聞かれたことはありません。